どうもクリエイティブコーダー / 上達の研究家のワタタクです。
クリエイティブ職の方とお話してタッチポイントという言葉を聞きました。
今回は、クリエイティブコーダー / 上達の研究家としての「語彙力」と「翻訳力」を鍛えるため、「タッチポイント」という言葉の意味を深く掘り下げ、自分自身の言葉で再定義した上で、クリエイティブコーディングの表現へと変換していきたいと思います。
記事の最後には、今回のタッチポイントをProcessingで形にした関連記事を載せているので良かったら最後まで読んでくださいね。
今回の言葉:タッチポイントの意味を理解する
辞書的な定義
タッチポイント(Touchpoint) 企業やブランドと、生活者(顧客)が接触するあらゆる接点・機会のこと。 広告、Webサイト、店舗、プロダクトのパッケージ、SNSの投稿、カスタマーサポートなど、顧客がそのブランドを認知し、体験し、関係を築くすべての接点を指す。
英語表記と語源
- 英語表記:
Touchpoint(touch + point) - 語源・ニュアンス:
touch(触れる、感情を動かす、影響を与える)point(点、地点、瞬間、要所)
- 単に「物理的に接触する点」という意味だけでなく、「心がふっと動く瞬間」「互いの輪郭が重なり合う地点」という情緒的なニュアンスを含んでいます。
私自身の言葉による再定義(自分のフィルターを通す)
僕が思うタッチポイントの意味。
「タッチポイントとは、関連していること全て」
作品テーマがあるとしたら、その作品をいつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのようにがタッチポイント。
さらにそれぞれを細かく考えることもタッチポイント。
例えば、「いつ」ならば、午前や午後も意識することもタッチポイント。
そして、タッチポイントを意識し、思考し、形にすればするほど、作品の質も高くなる。
語彙の拡張:類義語・対義語・美的な言い換え
相手の感性や職種に合わせて対話できるように、言葉のグラデーション(引き出し)を整理します。
実務の類義語(ビジネス・マーケティング)
- 接点(コンタクトポイント)
- 接触面(インターフェース)
- 顧客体験の瞬間(モーメント)
- インサイトの交差点
対義語(概念の輪郭を際立たせる)
- 断絶・遮断(声が届かない一方通行の状態)
- 無風(触れても何の反応も生まれない状態)
- 壁・ノイズ(接触自体が不快感や摩擦を生む状態)
美意識・アート的表現(情緒的な言い換え)
- 共鳴の余白(互いの響き合いを受け止めるスペース)
- 境界の融解(「こちら側」と「あちら側」の境界が溶け合う瞬間)
- 波紋の起点(小さな接触から全体へと広がっていく波)
- 微細な引力(触れる直前に感じる、目に見えない引き合い)
タッチポイントを使った例文
ディレクターとの対話の例
- ディレクター:「このトップページのインタラクション、ただ派手にするんじゃなくて、ユーザーがブランドと初めて出会う『タッチポイント』としての繊細さが欲しいんだよね」
- こちらの返答:「承知しました。要素を急激に動かすのではなく、カーソルの接近に応じて光の粒子がふわりと集まり、境界が柔らかく広がるような、“触れた瞬間に体温が伝わるような設計をしてみます。」
クライアントへの提案の例
- クライアント:「展示ブースで足を止めてもらうための見せ方に悩んでいて……」
- こちらの提案:「通り過ぎる人と作品との『最初のタッチポイント』を、人の歩く速度に連動した波紋の広がりで表現します。無理に振り向かせるのではなく、『自分の存在に作品が気づいてくれた』と感じる微細な手応えを作ることで、自然と足が止まる体験を生み出します。」
タッチポイントを頭の中でイメージしてみたら?
タッチポイントという名の多くの円があります。
それぞれは関連していてつながっている。
というイメージが頭の中で浮かぶようになりました。
まとめ・今回の言語化を終えて
タッチポイントとは、点として接触する瞬間だけでなく、「作品と鑑賞者を結ぶ、関連するすべての文脈を設計すること」。
タッチポイントってのいうのを実際に調べてみて、作品の質がさらにあがっていくって感じています。
実際、作品をつくるときはかなり細かく考えていたんですが……。一流のクリエイター職の方のお話を聞いて、僕はまだまだ細部を意識でていないなぁと気づかせてもらえました。
タッチポイントは、関連している全てのことっていうのを一言で言えるので超便利ですね。
語彙力をつけることが大切だと、改めて思いました。
なお、今回アイキャッチとして制作した作品の具体的な数式、アルゴリズムの組み立て、Processing/p5.jsのコード解説については、以下のLinked Log記事に詳細をまとめています。


それでは今日もレッツワクワクコーディング。

