ワタタクどうも。上達の研究家、ワタタクです。
前回の「一本の「横線」に宿る自分自身。安定した線を描くためのオーバーハンドグリップ検証【WSN: A-007】」に続き、今日は「縦線」と向き合いました。 2026年1月10日。同じ日に二つの修練を重ねる中で見えてきたのは、自分の身体が持つ「描きやすい方向」と、それとは真逆の「制御不能な領域」でした。
この記事を書いた人


上達の研究家 / アーティスト
「才能」ではなく「発見」で描く。文系・36歳からの上達ハック。
- ゼロから独学でクリエイティブコーディングに挑戦し、以下の実績を達成
- 開始1年8ヶ月目までに公募6つに挑戦し、3つ入選(勝率50%)
- KITTE大阪の18メートルあるAxCROSS大型スクリーン
- 虎ノ門ヒルズステーションタワーB2F TOKYO NODE エントランスサイネージで展示
- UN:O(東京大手町)にある会員限定のサテライトオフィスにて2作品常設展示
- 開始1年9ヶ月目に、虎ノ門ヒルズ49階、地上250mのインフィニティプールへ作品提供・展示
- 開始1年8ヶ月目までに公募6つに挑戦し、3つ入選(勝率50%)
- 【上達の秘密】
- 起源の物語:未経験から虎ノ門ヒルズ展示までの全記録(Genesis)
- 思考の技術:「上達」をシステム化する、モレスキン6冊の運用設計図
- ※虎ノ門ヒルズでの実績を出した「思考」と「経験」を、再現可能な形に体系化
使用品
- 鉛筆: トンボ 8900 B
- ノート: モレスキン エクスパンデッド ハード
- カメラ: iPhone 17 Pro Max
縦の重力に、どう抗うか


ノートの左側には、上から下へと振り下ろした線。右側には、下から上へと突き上げた線。 一見するとただの棒の羅列ですが、この1本1本には、僕の右手の「迷い」が全て記録されています。
「下から上」という未知の摩擦
今回、最も大きな気づきは、ストロークの方向による制御難易度の差でした。
- 上から下(Top to Bottom): 腕の自重と重力を利用できるため、スタートから終わりまでが非常にスムーズ。
- 下から上(Bottom to Top): 身体の構造上、不自然な筋肉の動きを強いられる。特に「書き出しの瞬間」の圧力が安定せず、線が震える傾向にある。
「下から上は描きにくい。描きなれてない」。という発見。



揺らぎを加えたいなってときは下から上に描こう。
【分析】気づきを大切にする練習方法
僕が提唱する「上達のシステム」において、最も重要なのは「綺麗に描くこと」ではありません。「何を感じたか」を紙に残すことです。
物理的な摩擦の偏り(科学者のレンズ)
上から下のストロークでは、鉛筆の芯が紙の繊維を滑らかに撫でていきます。しかし、下から上では、鉛筆の芯の先が紙に「刺さる」ような抵抗が発生します。このわずかな摩擦の差を指先が検知し、脳に「不快感」として信号を送っている。
「描き慣れ」という名のコード化(心理学者のレンズ)
「描きなれてない」という感覚は、脳内にその動作の「関数(Function)」がまだ構築されていない証拠です。この違和感を無視せず、あえて「下から上の安定」を目標に据えることで、脳の未開拓な領域を強引に開発していきます。
垂直線のリズム(芸術家のレンズ)
ノートに並んだ縦線は、まるでデジタル世界の「バーコード」や「ヒストグラム」のようです。このアナログな揺らぎ(Noise)をコントロールし、意図的に「揃える」能力が、最終的なクリエイティブコーディングの構成美を支える基礎体力になります。
不完全な1本が、未来を構築する
「気づいたことを大切にする練習方法」。 文字にすれば当たり前ですが、これを10,000回繰り返せる人間は、世界に何人いるでしょうか。
今日の僕の「下から上の違和感」は、いつかコードによって描かれる「完璧な垂直線」に、人間らしい体温を宿すための大切なデータです。
一は全、全は一(One is All, All is One)。 A-007(横線)とA-008(縦線)。この二つの交差点に、僕の表現の原点があります。
前回の上達の記録:一本の「横線」に宿る自分自身。安定した線を描くためのオーバーハンドグリップ検証【WSN: A-007】

