運営者にとっての作品とは

木製の机の上に置かれた開いた本から、光り輝く螺旋状のデータストリームが未来的なサイバースペースへと飛び出していくファンタジーコンセプトアート。ストリームの中にはブログ記事、コード、グラフ、建築図面が浮かび、中心には数式「Value = (Source - Hand)^t \times Code(Logic)」が刻まれている。背景には無限に広がるデジタルグリッドと、「A-001」から「A-150000」へと続く膨大なインデックス登録の跡が星のように輝いている。LSPプロトコルに基づく創造性の蓄積と爆発を表現。
※この画像は、著者とAI(Gemini)の対話から生まれた概念設計を基に、同AIで作成したものです。
当ブログ記事には広告が含まれている場合があります

※2025年12月22日(月)に執筆。

完成品は、氷山の一角に過ぎない

一般的に「作品」と言えば、額縁に収まった一枚の絵や、画面上で動くプログラムコードなど、完成された「結果」を指します。しかし、本ブログにおける作品の定義は少し異なります。

私にとっての作品とは、目に見えるアウトプットそのものではなく、そこに至るまでの「上達の跡(MASTERY TRACE)」を指します。

2. 上達の跡(MASTERY TRACE)としてのLSP

私のすべての創作は、LIFETIME-SOURCE PROTOCOL(LSP)という独自の論理に基づいています。

以下の記事の中で解説している数式によって刻まれる、日々の試行錯誤のプロセスすべてが、私にとっての真の作品であり、誰にも奪えない「資産」なのです。

「内的自然(Internal Nature)」の探求:自分と向き合う鏡として

なぜ「跡」を重視するのか。それは、作品づくりが自分自身の「内的自然(Internal Nature)」をより深く知るための鏡になると考えているからです。

コードを書き、絵を描く。その過程で選ぶ色、引く線、論理の組み立て方……。そこには、その時の自分の心のありようや、大切にしたい価値観が自然と映し出されます。

私にとって作品とは、「自分は今、何を美しいと感じているのか?」「何を大切にしようとしているのか?」を問い続け、磨き上げていくための対話の場なのです。

表現に対しての誠実さと表現の純度

技術を磨くこと(外的自然の模倣)と同じくらい、表現に対して「誠実」であることを大切にしたいと思っています。

何かに真摯に向き合って生み出されたものには、言葉を超えた説得力が宿ると信じています。だからこそ、私は「上達の研究家」として、技術だけでなく、自分自身の内面(マインドセット)も同時に整え、より純度の高い表現を目指していきたいと考えています。

内的自然という考えに至った背景

この「内的自然」という考え方に至った背景には、クリエイティブコーディングにおける一冊の参考書との出会いがありました。

「自然現象を模倣するコード」の裏側に、いかにして「自分自身の本質」を宿らせるか。その具体的な考察については、以下の記事で詳しく綴っています。

15万記事という「終わりのない旅」

15万記事、15万作品を目指す旅路。それは、一歩進むごとに新しい自分に出会うためのプロセスです。

完璧な自分を見せるのではなく、迷い、学び、変化し続ける「等身大の跡」を残していくこと。その積み重ねが、いつか誰かの背中をそっと押すような、温かな「作品」になると信じています。

上達の研究家 ワタタク

ワタタク(Watataku)
上達の研究家
クリエイティブコーディング(2024.3~) × アナログ絵画(2025.11~)

独学1年9ヶ月で、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー TOKYO NODE SKY GARDEN & INFINITY POOLへ作品提供・展示。

「不完全な人間(Analog)」が、「完全な論理(Algorithm)」を武器にどこまで行けるか。

手描きの一本の線とコードを融合させ、制作を支える「愛用の文房具」や「思考法」と共に、初心者から世界へ挑む『上達の実験記録』を公開中。

▼【創作×上達】思考を「作品」に変える、モレスキン6冊の運用設計図