ワタタクどうも。クリエイティブコーディングの上達の過程を伝えながら、15万の作品制作を目指しているワタタクです。
僕たちの創造の旅は、常に発見の連続です。クリエイティブコーディングをやり始めてから、日々小さな、しかし確実な「気づき」が、僕の中に蓄積されていくのを感じています。
「情熱を追う」「自己成長だけを見る」と決めた僕にとって、これらの気づきをただ流してしまうのは、あまりにもったいない。なぜなら、それを言語化し、記録し、次に活かすことこそが、僕たちを昨日よりも確実に賢く、強くしてくれるから。
今日は、2025年9月という一ヶ月の中で、僕が特に「これは重要だ!」と感じた3つの気づきを、皆さんと共有したいと思います。もしかしたらあなたの創造活動を、ほんの少し、前に進めるヒントになるかもしれません。
この記事を書いた人


クリエイティブコーダー / アーティスト
- 楽しんでもらえたり、ありがとうと言ってもらえるような「人の役に立つ、機能するアート」を探究しています
- 36歳(文系)から独学で挑戦し、1年8ヶ月目までに公募6つに挑戦し、3つで選ばれる
- 1年9ヶ月目に、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー49階 スカイガーデン&プールのために制作した作品が展示される
【気づき1】創造の泉を枯渇させない。「アウトプットを溜めない」というシンプルな法則
新聞を読んでいて「これは!」と思った記事。ふとした瞬間に浮かんだ、次の作品のアイデア。それを「あとでまとめよう」と思って、溜め込んでいませんか?



僕は溜め込んでしまってました……。
アウトプットが溜まるとマジで大変。 「あれもやらなきゃ…」と頭の中で考えてしまうし、 情報の鮮度が落ちる(あの時の熱量を忘れてしまう)。 行動へのハードルも上がる(溜まった山を見ると、やる気がなくなる)。
未完了のタスクは、無意識のうちに脳のメモリを占有し、僕たちの集中力を奪います。小さなことでも「完了」させる習慣は、脳を常にクリアに保ち、次の創造へのエネルギーを生み出してくれる。
クリエイティブコーディングでも同じ。浮かんだコードの断片、解決したバグ、学んだ関数。「あとで」ではなく「今すぐ」記録する。その小さな積み重ねが、負担を少なく継続していく秘訣ですね。
【気づき2】コーディングの前に言葉あり。「作品は言葉」が生み出す、創造の絶対的な力
「なんか、イメージが浮かばないんだよな…」 コードを書き始める前に、そんな風に手が止まるのを改善したかった。
9月に改めて確信したことがあります。それは、「作品は言葉」である、ということです。
つまり「何を表現したいのか」「コンセプトは何か」「伝えたいメッセージは何か」。そうした『言葉』が、自分の中で明確になっていない限り、力のある作品は生まれてこない。
公募などに挑戦し本気で作品をつくるときに、言葉がないままイメージが浮かぶのを待つのは、設計図なしに、家を建てようとするようなもので、あまりにも時間がかかり、そして、納得のいかないものができることが多い。
言葉にするプロセスは、曖昧だった思考に輪郭を与え、構造をもたらします。「なぜ、自分はこの作品を創るのか?」という、最も根源的な問いに、答えを与えてくれる。それは、創造の旅における、絶対にぶれない『羅針盤』となるのです。
だからこそ、僕は作品を創る前に、まず言葉にする。そして、作品を創った後にも、また言葉にする。この往復運動こそが、僕の創造を、そして僕自身を、深くしてくれるんだと信じています。



習作のときは、作品コンセプトやステートメントを公募や制作依頼のときほどしっかり考えることはないけど、何を目的でつくり、どんな上達があるのかは言葉にしている。
【気づき3】額縁が変われば、絵画も変わる。画面サイズと展示場所が『体験』を変えるという真実
同じクリエイティブコーディングの作品でも、PCの大きな画面で見るのと、スマートフォンの小さな画面で見るのでは、全く印象が違いますよね?
さらに言えば、それがWebサイトの背景として静かに流れているのと、巨大なサイネージで街行く人々の目に触れるのとでは、その作品が持つ『意味』すら、変わってくる。
9月、いくつかの公募に参加する中で、僕は改めてこの事実に気づかされました。 「画面のサイズが変われば、鑑賞者の『体験』も、変わる」 「展示場所が変われば、鑑賞者の『体験』も、変わる」
作品は、それ単体で存在するのではなく、それが置かれる『文脈(コンテクスト)』と、それを見る『鑑賞者』との、相互作用の中で、初めてその意味を生成する。これは、芸術における、普遍的な法則です。
だから僕たちは、コードを書くだけでなく、「この作品を、最終的に、どこで、誰に、どのように体験してほしいのか?」という問いを、常に持ち続ける必要がある。Webならレスポンシブな設計を。サイネージなら、遠くからでも認識できるインパクトを。その『場』に合わせた最適解を探求すること。それもまた、クリエイティブコーディングの、重要な一部なんだと、改めて感じました。



それでは今日もレッツワクワクコーディング。

