執筆のブレーキを破壊する:15万記事へ向けた「doodle執筆術」

執筆摩擦(Writing Friction)の数式を示す画像。「Perfectionism」と「Expectations」の文字がある暗い雲から、黄金の光のビームが手描きの星と「WritingFriction = Expectations / CurrentEnergy」のテキストに向かって突き抜ける。
※このイメージは、著者とAI(Gemini)の対話から生まれた概念設計を基に、同AIで作成したものです。
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ワタタク

どうも。上達の研究家のワタタクです。ブログの記事を書く内容はたくさん出てくるけど、いろいろ考えて書き始めることに時間がかかったり、書けなかったりするなぁ。

2025年12月25日(木)。【執筆システム】4つ以上の記事を同時並行で設計する。「リンクド・バッチング(Linked Batching)」の全貌のような記事執筆のシステムの設計を終了し、「さぁ書いていくぞ!!」って段階に入りました。

書くことをノートに書き、いざ記事にしていく段階で、「この書き方で読んでもらえるだろうか?」「この記事は誰かの役に立つのだろうか?」などと色々と考えて、書き始めれない。

なので、なぜ書き始めれないのかの原因を調べ、対処方法を残しておくことにしました。

この記事を書いた人

クリエイティブコーダー Watataku のプロフィール写真
ワタタク(Watataku)

上達の研究家 / アーティスト

「才能」ではなく「論理(システム)」で、人の心を動かす機能するアートを探究中

【文系・36歳・未経験】から独学でクリエイティブコーディングに挑戦し、独自の思考法で以下の実績を達成

  • 開始1年8ヶ月目までに公募6つに挑戦し、3つ入選(勝率50%)
  • 開始1年9ヶ月目に、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー49階 スカイガーデン&プールのために制作した作品が展示される
目次

「執筆リストメモ(理想)」と「執筆すること(現実)」の決定的な違い

執筆メモの段階:理想には無限の可能性がある

執筆リストをメモしていく段階は、「一人でなんでも設定できる」時間で、誰からも採点されていない「自由さ」があるから、これから書いていくことをどんどん脳から吐き出せます。

書き出しハイ: 紙に書くことをひたすら書いているとき、(楽しいな。こんなことも書いたら面白そう。あっ!このことも書きたいっ!)など、楽しい気持ちを想像します。だけど、執筆は「1行1行の地道な作業」で、ここで初めて「現実の自分」と向き合うことになります。

執筆する段階:現実には検閲官がいる

実際に書くとき、僕は「この記事の構成は論理的に正しいだろうか?」「誰の何に役に立つのか?」「多くの人の役に立つのか?」「この文章でいいのだろうか?」などと色々なことを考えてしまって手が止まります。

記事を書き始めれないことを公式で見えるようにして理解度を上げる

執筆摩擦(Writing Friction)を定義する数式。SEOへの期待値(Expectations)を分子とし、現在の執筆エネルギー(Current Energy / Hand)を分母とした相関図。完璧主義が執筆を阻むメカニズムを可視化。
執筆のブレーキを数値化する「Writing Friction」の法則。完璧に書くことを意識しすぎる(Expectations)ほど摩擦は増え、今この瞬間の熱量(Current Energy)がそれを打ち消してしまって書き始めることができない。
  • WritingFriction(執筆摩擦):執筆が止まる心理的抵抗の強さ
  • Expectations(期待値):分子。「完璧に書かなければならない」というプレッシャー
  • CurrentEnergy(現在の熱量):分母。今この瞬間の「描きたい、動きたい」という手のエネルギー

実際に数値を入れて計算する

Writing Frictionの数値が「1」を超えると、心理的抵抗が実行力を上回り、筆が止まる(フリーズする) と定義。

ケース1:リラックスした「doodle(落書き)」状態

  • Expectations(期待値): 10(「とりあえず何か描けばいい」という低いハードル)
  • CurrentEnergy(熱量): 50(「描いてみたい」という純粋なワクワク)
  • 計算: 10 ÷ 50 = 0.2

結果:超低摩擦(マッハで書き始められる状態)

ケース2:いろいろ意識しすぎた「完璧主義」状態

Expectations(期待値): 500(「完璧なSEO」「必ずインデックス」「15万記事に相応しい質」という重圧)

CurrentEnergy(熱量): 50(情熱はあるが、期待値に押し潰されている)

計算: 500 ÷ 50 = 10.0

結果:執筆停止(摩擦が大きすぎて、指一本動かすのにも膨大なエネルギーが必要)

公式の計算結果の比較表

期待値の増大が「負の連鎖」をもたらす。

以下の比較表を見ると、分子(期待値)の変化がいかに致命的か一目瞭然です。

状態期待値 (Expectations)熱量 (Energy)摩擦係数 (Friction)状態の解説
理想101000.1無意識に手が動く「フロー」状態。
普通501000.5少し気合を入れれば書ける状態。
危険1501001.5ここで筆が止まる。 企画だけで終わる境界線。
絶望100010010.0完璧主義の罠。1文字書くのが苦行になる。

この数式が残酷なのは、分子(期待値)に上限がないこと。

良い記事であろうとすればするほど、分子は簡単に 10,000 を超えてしまう。

対処法は2つ。分母(Energy)を気合で 10,000 まで上げるか、分子(Expectations)を強引に1まで下げること。

執筆を始められないという呪縛を解く「3つの突破戦略」

僕は15万記事書きたいし、15万作品つくりたいと思ってる。そのための戦略。

① 「落書きみたいに気軽に記事を書く」許可を自分に出す

最初から完璧な100点を目指さず、細かい文章の表現などは気にせず書く。

② 自分の役に立つ手紙を書くという考え方で書く

人の役に立とうとする気持ちも大事だけど、その記事は少し前の自分だったり、過去の自分を救う記事になるか?ということを解決することに集中する。

ワタタク

あぁ。その問題は悩むよね。でも意外と簡単だった。こういう風に考えて、こうやってやれば解決できたよ。みたいな感じで書く。

③ 「15万の星」をイメージする

1記事で勝負しようとせず、それは15万記事という「星の1つ」だと考える。少しぐらい輝きが微弱な星(記事)があっても、星空の輝きは失われない。

光が弱い星があるからこそ、強い光の星の力強さを感じることがあるだろうし、強い光の星があるからこそ、弱い光の星の繊細さを感じることができる。

すなわち、自分で書いてあまり納得ができない記事も、関連記事として納得のいく別の記事に貼ることで光を足す役割もある。

どんな記事もつなげることができるし、つなげることで互いに輝く。僕のコンセプトであるリンクドアルゴリズムの実行することにもなる。

リンクドアルゴリズムについては、以下の記事のコンセプトの項目で書いています。

執筆を始めれないのは、数式のバグだった

以下の公式に当てはめてみれば、なかなか書き始められないことを数字で見ると、苦しみの正体が『能力不足』ではなく単なる『数式のバグ』だったことがわかりました。

僕が書くべきなのは「かつての自分と同じ悩みを持つ自分を救済する手紙」だった。

自身を救う記事が、同じ悩みを抱える誰かの役に立つ可能性がある。そう思ってキーボードを叩くようにします。

今回お話しした「doodle(落書き)」で手が動き出したら、次はそのエネルギーを効率的に循環させる番です。私が15万記事という山を登るために構築した、同時並行の執筆システム「リンクド・バッチング」。

ブレーキのない心と、このシステムが合わさった時、あなたの「帝国」の建設スピードは劇的に加速します。

ワタタク(Watataku)
上達の研究家
独学1年9ヶ月で虎ノ門ヒルズ49階、地上250mのインフィニティプールへ作品提供・展示

言葉×コード×手書き。三位一体の表現が成長する過程の記録

【発信】クリエイティブコーディング(2024.3~) / 絵(2025.11~) / モレスキン / 思考法 / 生き方

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