【Commission】虎ノ門ヒルズ49階・天空のインフィニティプール展示作品「童心にかえろう」【C-001】

虎ノ門ヒルズ TOKYO NODE 49階 SKY GARDEN & POOLにて、インフィニティプールと夜景を背景に、壁面に投影されたワタタクの作品「童心にかえろう」の展示風景。
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Project Data

  • 場所: 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー(TOKYO NODE)49階 SKY GARDEN & POOL
  • 期間: 2025年11月〜
  • 区分: [C] Commission(企業依頼・展示)
  • 作品ナンバー:WSN-C-001
ワタタク

どうも。上達の研究家、ワタタクです。 この度、虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの最上階、地上250mに位置する「SKY GARDEN & POOL」にて、作品を提供・展示させていただきました。

今回のクライアント様からのテーマは「大人の遊び場」。 東京の絶景を一望できるこの圧倒的な空間と共鳴し、訪れる人々の心を解き放つために、僕は一つのコンセプトを導き出しました。

目次

作品タイトル:童心にかえろう

Artist Statement

天空のインフィニティプール。 そこは、日常の喧騒から切り離された、特別な「大人の遊び場」です。

大人が本当に遊ぶとはどういうことか。 それは、社会的地位や、日々の役割という「鎧」を脱ぎ捨て、普段、抑圧している子供のような自由な心を、解放することではないでしょうか。

童心にかえったとき、大人は初めて“本当の自分”に出会えるのかもしれません。 このアートが、インフィニティプールを訪れる全ての大人が、心を解き放つ美しい「遊び道具」となれば嬉しいです。

ロジックと色彩設計:記憶の色を配置する

「大人の遊び場」というオーダーに対し、僕はあえて「記憶の中の色」を使用しました。 PERFORMED IMAGE(当初の提案)よりも彩度を上げ、子どもの頃の鮮烈な視覚体験を呼び覚ますような色彩設計にしています。

それぞれの色には、以下の意味を込めています。

  • 青: 見上げた空
  • 水色: 川や海のきらめき
  • 緑: 駆け回った木々や草
  • 黄色: 照りつける太陽
  • 白: 純粋に遊んだあの頃の無垢な心
  • 黒: 悲しみやネガティブな感情

■ なぜ「黒」を入れたのか? 子どもの頃を思い出してください。遊び始めると、嫌なことも忘れて夢中になれませんでしたか? 大人になると、ネガティブな感情(黒)を常に抱えがちです。しかし、このプールという非日常の空間では、「黒い部分は忘れ、何も考えずにその場を楽しむ」という没入体験をしてほしい。そんなメッセージを込めて、あえて黒を配置し、それを他の色が包み込む構成にしました。

構図の意図:あなたが「太陽」になる

この作品のもう一つの仕掛けは、「中心の余白(黄色)」にあります。

  • 視線誘導: 真ん中の空間をあけることで、鑑賞者の視線は自然と作品の向こう側、インフィニティプールと東京の絶景へと誘導されます。
  • 鑑賞者との融合: 真ん中の黄色い空間を通して景色を見たとき、周りの黄色のグラデーションが繋がり、まるで「鑑賞者自身が太陽になった」かのような感覚を味わってもらいたい。

作品単体で完結するのではなく、この場所の「景色」と、そこに立つ「あなた」が合わさって初めて完成するアートです。

制作後記

地上250mというロケーションに自分の作品が置かれること。それは、僕がこれまで独学で制作してきたProcessingの積み重ねが、現実社会で機能したことの証明でもあります。

もし虎ノ門ヒルズを訪れる機会があれば、ぜひ「鎧」を脱ぎ捨てて、童心にかえってみてください。

お問い合わせ

Commission Work 店舗、オフィス、商業施設へのアート提供、空間演出のご依頼を受け付けています。 「場所の持つ意味」を論理的に解釈し、感性で定着させる作品をご提案します。

ワタタク(Watataku)
上達の研究家
クリエイティブコーディング(2024.3~) × アナログ絵画(2025.11~)

独学1年9ヶ月で、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー TOKYO NODE SKY GARDEN & INFINITY POOLへ作品提供・展示。

「不完全な人間(Analog)」が、「完全な論理(Algorithm)」を武器にどこまで行けるか。

手描きの一本の線とコードを融合させ、制作を支える「愛用の文房具」や「思考法」と共に、初心者から世界へ挑む『上達の実験記録』を公開中。

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