ワタタクどうも。クリエイティブコーディングの上達の過程を伝えながら、15万の作品制作を目指しているワタタクです。
僕たちの多くは、「失敗=ダメなこと」って教えられてきました。学校のテストで間違えたり、仕事でミスをしたりすると、怒られたり、評価が下がったり。僕自身、27年間ずっと、失敗を恐れて生きてきた。失敗は罰せられるべき罪だと、心の底から信じ込んでた。
でも、クリエイティブコーディングの世界に足を踏み入れて、僕は衝撃を受けた。 ここでは、「失敗」が、全然違う意味を持っていたんだ。 むしろ、最高の「友達」であり、「先生」になってくれる。 今日は、そのことについて残しておきます。
この記事を書いた人


クリエイティブコーダー / アーティスト
- 楽しんでもらえたり、ありがとうと言ってもらえるような「人の役に立つ、機能するアート」を探究しています
- 36歳(文系)から独学で挑戦し、1年8ヶ月目までに公募6つに挑戦し、3つで選ばれる
- 1年9ヶ月目に、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー49階 スカイガーデン&プールのために制作した作品が展示される
コードのエラーは「ダメ」じゃない、「ヒント」
Processingやp5.jsでコードを書いているとまあ、よくエラーが出る。「あー、またやっちゃった…」って思うかもしれない。
でも、よく考えてみると。 そのエラーメッセージは、僕たちを責めているんじゃない。「ここが、ちょっと違うみたいだよ。こうしてみたらどうかな?」って、具体的なヒントをくれている。 まるで、親切な先生が、間違えた問題の解き方を教えてくれるみたいに。
エラーが出ない完璧なコードを一発で書くことなんて、ほとんどない。むしろ、エラーと対話し、それを乗り越えていくプロセスそのものが、プログラミングの本質なんだと思います。エラーは、君の理解を深め、より良いコードへと導いてくれる、最高の『道標』でもある。
予想外の結果は「失敗」じゃない、「発見(セレンディピティ)」だ
じゃあ、エラーは出なかったけど、実行したら「え? なにこれ?」っていう、全然想像していなかった結果が出た時はどうだろう? これも、旧世界の価値観なら「失敗」かもしれない。
以前に僕が書いた『クリエイティブコーディングの「失敗」は、セレンディピティへの扉』の記事を。 「何かを探している時に、探しているものとは別の、価値あるものを偶然見つけ出す能力」 まさに、これなんだ!
意図したものとは違う、ぐちゃぐちゃの線、奇妙な色の組み合わせ、予測不能な動き。 それは「失敗作」じゃない。それは『予期せぬ贈り物』。
「これ、面白いかも?」 と考えて、その偶然を受け入れた瞬間。まだ誰も見たことのない、新しい表現への扉を開けることになる。 クリエイティブコーディングは、「失敗」という名の、セレンディピピティの種で満ち溢れている。
「失敗」を恐れない心が、創造を加速させる
だから、クリエイティブコーディングの世界では、失敗を恐れる必要なんて、まったくない。
- コードの数値を、常識外れな値に変えてみる。
- 昨日作ったコードと、今日学んだコードを、無茶苦茶に組み合わせてみる。
その先に待っているのは、「エラー」か「予想外の結果」かもしれない。
失敗を恐れない心こそが、実験を加速させ、学びを深め、そして『唯一無二の表現』へと、導いてくれるんだ。
結論:失敗が許される
僕たちが生きてきた世界は、失敗に対して、あまりにも不寛容だったかもしれない。 でも、クリエイティブコーディングの世界は違う。 ここは、何度間違えてもいい。何度、予想外の結果に驚いてもいい。 その全てが、僕達を成長させてくれる。
だから、失敗しても自分を責めないように。
そしてその失敗の中から、自分だけの『宝物(表現や独自の画風)』を見つけ出そう。



それでは今日もレッツワクワクコーディング。

