クリエイティブコーディングは「失敗」を肯定してくれる【作品158】

複数の線が三角形になるように下から上昇していき、やがて交差し、絡まり合う。
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作品158/150000

ワタタク

どうも。クリエイティブコーディングの上達の過程を伝えながら、15万の作品制作を目指しているワタタクです。

僕たちの多くは、「失敗=ダメなこと」って教えられてきました。学校のテストで間違えたり、仕事でミスをしたりすると、怒られたり、評価が下がったり。僕自身、27年間ずっと、失敗を恐れて生きてきた。失敗は罰せられるべき罪だと、心の底から信じ込んでた。

でも、クリエイティブコーディングの世界に足を踏み入れて、僕は衝撃を受けた。 ここでは、「失敗」が、全然違う意味を持っていたんだ。 むしろ、最高の「友達」であり、「先生」になってくれる。 今日は、そのことについて残しておきます。

この記事を書いた人

クリエイティブコーダー Watataku のプロフィール写真
ワタタク(Watataku)

上達の研究家 / アーティスト

「才能」ではなく「発見」で描く。文系・36歳からの上達ハック。

目次

コードのエラーは「ダメ」じゃない、「ヒント」

Processingやp5.jsでコードを書いているとまあ、よくエラーが出る。「あー、またやっちゃった…」って思うかもしれない。

でも、よく考えてみると。 そのエラーメッセージは、僕たちを責めているんじゃない。「ここが、ちょっと違うみたいだよ。こうしてみたらどうかな?」って、具体的なヒントをくれている。 まるで、親切な先生が、間違えた問題の解き方を教えてくれるみたいに。

エラーが出ない完璧なコードを一発で書くことなんて、ほとんどない。むしろ、エラーと対話し、それを乗り越えていくプロセスそのものが、プログラミングの本質なんだと思います。エラーは、君の理解を深め、より良いコードへと導いてくれる、最高の『道標』でもある。

予想外の結果は「失敗」じゃない、「発見(セレンディピティ)」だ

じゃあ、エラーは出なかったけど、実行したら「え? なにこれ?」っていう、全然想像していなかった結果が出た時はどうだろう? これも、旧世界の価値観なら「失敗」かもしれない。

以前に僕が書いた『クリエイティブコーディングの「失敗」は、セレンディピティへの扉』の記事を。 「何かを探している時に、探しているものとは別の、価値あるものを偶然見つけ出す能力」 まさに、これなんだ!

意図したものとは違う、ぐちゃぐちゃの線、奇妙な色の組み合わせ、予測不能な動き。 それは「失敗作」じゃない。それは『予期せぬ贈り物』。

「これ、面白いかも?」 と考えて、その偶然を受け入れた瞬間。まだ誰も見たことのない、新しい表現への扉を開けることになる。 クリエイティブコーディングは、「失敗」という名の、セレンディピピティの種で満ち溢れている。

「失敗」を恐れない心が、創造を加速させる

だから、クリエイティブコーディングの世界では、失敗を恐れる必要なんて、まったくない。

  • コードの数値を、常識外れな値に変えてみる。
  • 昨日作ったコードと、今日学んだコードを、無茶苦茶に組み合わせてみる

その先に待っているのは、「エラー」か「予想外の結果」かもしれない。

失敗を恐れない心こそが、実験を加速させ、学びを深め、そして『唯一無二の表現』へと、導いてくれるんだ。

結論:失敗が許される

僕たちが生きてきた世界は、失敗に対して、あまりにも不寛容だったかもしれない。 でも、クリエイティブコーディングの世界は違う。 ここは、何度間違えてもいい。何度、予想外の結果に驚いてもいい。 その全てが、僕達を成長させてくれる。

だから、失敗しても自分を責めないように。

そしてその失敗の中から、自分だけの『宝物(表現や独自の画風)』を見つけ出そう。

ワタタク

それでは今日もレッツワクワクコーディング。

ワタタク(Watataku)
上達の研究家 / アーティスト
独学1年9ヶ月で虎ノ門ヒルズ49階、地上250mのインフィニティプールへ作品提供・展示

言葉×コード×手書き。三位一体の表現が成長する過程の記録

【発信】クリエイティブコーディング(2024.3~) / 絵(2025.11~) / モレスキン / 思考法 / 生き方

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