ワタタクどうも。上達の研究家、ワタタクです。
2025年。この1年を一言で表すなら、間違いなく「激動と激変」でした。
振り返れば、年初はまだ「プログラミングの参考書」と格闘していた自分がいました。 それが年末には、地上250mの虎ノ門ヒルズで自分の作品を展示し、「自分の画風」を確立し、27年間抱えてきた過去さえも「作品の一部」として愛せるようになっている。
独学で走り続けたこの1年で、僕は何を捨て、何を得て、どう変わったのか。 クリエイティブコーディングとアナログ絵画、そして「思考」によって人生が劇的に変わった13の進化を記録します。
この記事を書いた人


上達の研究家 / アーティスト
「才能」ではなく「発見」で描く。文系・36歳からの上達ハック。
- ゼロから独学でクリエイティブコーディングに挑戦し、以下の実績を達成
- 開始1年8ヶ月目までに公募6つに挑戦し、3つ入選(勝率50%)
- 開始1年9ヶ月目に、虎ノ門ヒルズ49階、地上250mのインフィニティプールへ作品提供・展示
- 【表現の核:物語と画風】
- 起源の物語:文系・未経験から虎ノ門ヒルズ展示までの全記録(Genesis)
- 独自スタイル:傷だらけの人生を宝石に変える「ピクセルジュエル」
【技術と環境】コードへの恐怖を捨て、最強の武器を手に入れた
1 「コードが怖い」がなくなった日
クリエイティブコーディングを始めた当初、常に付きまとっていた「うわ、難しそう……」という恐怖心。 しかし、Processingの参考書を完走し、毎日手を動かし続けたことで、いつの間にかコードは「怖いもの」から「表現のための言葉」に変わりました。 「わからない」が「調べればわかる」に変わった瞬間、僕の創作は自由になりました。
2 ノートPCから「DAIV」へ。表現の幅を広げた投資
長年連れ添ったノートパソコン(Surfacebook2)が頻繁に落ちるようになり、思い切ってクリエイター向けデスクトップPC「DAIV」を導入しました。 この判断は大正解でした。処理落ちを気にせず、より複雑で美しいパーティクルや計算を走らせることができる。 「道具」が進化することで、「表現(クリエイティブ)」の限界が取り払われました。
3 執着を断捨離する。レンズを手放し、心を軽くした
新しい武器を手に入れる一方で、古くなった装備を手放しました。 2〜3年ずっと「売りたいな」と悩み続けていた一眼レフカメラやカメラレンズなどを断捨離。物理的なモノが減ると、不思議と頭の中のノイズも消え、創作に集中できるスペースが生まれました。後悔は一つもありません。
【実績と自信】地上250mへの飛躍と、画風の発見
4 人生初の展示:KITTE大阪の18メートル画面
最初の衝撃はKITTE大阪でした。自分のPC画面で作っていた作品が、約18メートルもの巨大スクリーンに映し出される。 現地でその大迫力を目にした時、「自分の作品が空間を支配する」という震えるような感覚を味わいました。


5 「見てもらえる喜び」を知った
一生懸命考えて作った作品が展示され、誰かの目に止まる。それがこんなにも嬉しいことだと初めて知りました。 自己満足で終わらせず、社会にアウトプットすることの意義を肌で感じた体験でした。
6 独自の画風「ピクセルジュエル」の発見
ブログ1周年の記事(クリエイティブコーディングブログ1周年達成と振り返り【2024年3月15日~2025年3月15日】)で掲げていた「自身の画風の発見」という目標。これを達成できたことが、今年最大の成果の一つです。 僕の知り合いにも喜んでもらえたこの表現。 公募に挑戦し続ける中で、「人の役に立つアートとは何か?」を問い続け、たどり着いた僕だけの答えです。


7 虎ノ門ヒルズ・インフィニティプールでの展示
そして、その画風を持って挑んだ、虎ノ門ヒルズ49階、地上250mでの作品提供と展示。 クリエイティブコーダーとして、アーティストとして。この実績は、僕の背骨を支える強固な「自信」になりました。


【思考とシステム】「感覚」を「論理」で支える
8 作品は「言葉」でできている
「とりあえず作る」のをやめました。 テーマやコンセプトを先に言葉にしてから制作するほうが、圧倒的に良いものができるし、制作過程からの学びも深い。 「言葉(Logos)」が「作品(Art)」の骨格を作ることに気づきました。
9 表現の拡大とマニフェスト(自分との約束)
「アナログ絵画 × クリエイティブコーディング」。 新しい挑戦を始める前に、僕は「マニフェスト(自分との約束)」を設定しました。 どこへ向かうのか(ミッション)、何をするのか(テーマ)。これを定めることで、上達の速度が飛躍的に上がりました。






10 思考を加速させる「モレスキン・システム」の構築
「気づき × コード × 絵」という複雑な要素を統合するために、モレスキンの使い方を徹底的にシステム化しました。 どう記事を更新し、どう思考を整理するか。頭を使ってヘトヘトになりましたが、この「仕組み」こそが、激動の1年を走り切れたエンジンでした。


【アイデンティティ】人生そのものが、一つの作品になる
11 新しい肩書:「上達の研究家」
自分は何者か? 自分は何が好きなのか? 徹底的に見つめ直した結果、僕は「上達すること」そのものを愛していると気づきました。 アーティストであり、同時に「上達の研究家」である。この肩書が、僕の活動の軸を定めてくれました。
12 作品は自分自身。自分自身が作品。
これが、2025年の結論です。 27年間の辛かった経験も、海外での旅も、日々の学びも。すべてが「作品の上達」に繋がっている。 過去のトラウマやネガティブな記憶でさえ、アートに昇華するための「素材」だと思えるようになりました。
そう思えた瞬間、心が本当に軽くなりました。 僕自身が、激動と激変を経て、一つの「作品」として更新され続けているのです。
まとめ:2026年へ向けて
激動の2025年を経て、僕は「戦うための装備」と「進むべき地図」、そして「揺るぎない自信」を手に入れました。
2026年は、この土台の上に、さらにアナログの身体性を融合させ、まだ誰も見たことのない景色を描きに行きます。 上達の研究は、まだ始まったばかりです。

