ワタタク
今回の記事の目的はProcessingの「endDraw()
」を理解し、自分なりに使ってみること。
目次
【Processing】endDraw()について
endDraw()について
- 英語のendDrawは「描くことを終える」という意味
endDraw()
は、一時的なキャンバスのようなもので、複数の操作をまとめて行いたい処理を終えるときに使う- 【注意点】
beginDraw()
と一緒に使うこと
【Processing】endDraw()の書き方【構文】
endDraw()の書き方【構文】
beginDraw(); // 絵を描き始める
// ここに描きたい内容を書く
endDraw(); // 絵を描き終える
【Processing】endDraw()の使い方【画像とコード】
beginEnd()
を使わなくても実行できますが、beginEnd()
にはメリットがあります
一度に多くの描画操作を行いたい場合、beginEnd()
を使うことでその内容を明確に区切って管理できます。例えば、アニメーションや複雑なグラフィックの描画を行うときに便利です。
// キャンバスを2つ作成
PGraphics pg1; // キャンバス1のための変数
PGraphics pg2; // キャンバス2のための変数
void setup() {
size(400, 200); // メインキャンバスのサイズを指定(幅400、高さ200)
// キャンバスを初期化
pg1 = createGraphics(200, 200); // キャンバス1を200x200のサイズで作成
pg2 = createGraphics(200, 200); // キャンバス2を200x200のサイズで作成
// キャンバス1に描画
pg1.beginDraw(); // キャンバス1に描画を開始
pg1.background(255); // 背景を白に設定
pg1.fill(255, 0, 0); // 描画の塗りつぶし色を赤に設定
pg1.ellipse(100, 100, 150, 150); // 赤色の丸を描く(中心: 100, 100、幅と高さ: 150, 150)
pg1.endDraw(); // キャンバス1への描画を終了
// キャンバス2に描画
pg2.beginDraw(); // キャンバス2に描画を開始
pg2.background(255, 255, 0); // 背景を黄色に設定
pg2.fill(0, 0, 255); // 描画の塗りつぶし色を青に設定
pg2.rect(50, 50, 100, 100); // 青色の四角を描く(位置: 50, 50、幅と高さ: 100, 100)
pg2.endDraw(); // キャンバス2への描画を終了
}
void draw() {
background(200); // メインキャンバスの背景色をグレーに設定
// メインキャンバスにキャンバス1を表示
image(pg1, 0, 0); // キャンバス1を左側に表示
// メインキャンバスにキャンバス2を表示
image(pg2, 200, 0); // キャンバス2を右側に表示(キャンバス1の隣)
}
【Processing】endDraw()を使ってみた感想
複数の図形などを表示するときは、beginEnd()
を使おうと思います。
それでは今日もレッツワクワクコーディング。