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【Processing】backgroundで背景色を描く方法【色を変えると、これまでとは違ったアイデアが浮かびやすい】

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【Processing】backgroundで背景色を描く方法【色を変えると、これまでとは違ったアイデアが浮かびやすい】
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ワタタク

Processingの背景……。グレーで作品をつくるに飽きてきたなぁ。背景の色を変えることできないのかな?

そんな悩みを解決してくれたのがbackgroundを使った書き方。

backgroundを使って、背景色を変えることによって、作品づくりが楽しくなりました。

他にも効果を感じたことは、色はアイデアを考えるのに、とても重要な役割を果たしていることに気づけたことです。

例えば、背景色をオレンジにすることによって「夕日を装飾するようなシンプルなイラストを描いてみようか。」など、作品を書く前の「何を描こうかな?」と悩みにくくなりました。

正直、backgroundは数値を変えるだけで、簡単な基礎知識ですが、実際に背景色を描いて感じることで、発見があると思います。記事を参考にしてもらえますと嬉しいです。

ワタタク

backgroundを使いこなしていきましょう~。

この記事を書いた人
  • クリエイティブコーディング初心者が、アーティストとして活躍するまでの上達の過程を発信
  • コンセプトは「クリエイティブコーディング上達のための参考書」
  • 参考にしてもらえるブログにするため、Processingを独学で勉強して共有中

目次

【Processing】backgroundの英語の読み方と意味

background
英語の読み方バックグラウンド
英語の意味背景
ワタタク

backは後ろ、背という意味。groundは地面、土地って意味。この2つの単語が合わさってbackgroundで後ろの土地で、背景って考えると覚えやすい。

なんのためにProcessingで、backgroundを使うの?

Processingでbackgroundを使う理由5つ
  • 作品の背景色を決めるため
  • 初心者の段階から、作品をつくることを楽しむため
  • 気分を変え、描く作品の新しいアイデアを増やすため
  • ばえる作品をつくるため
  • 作品をつくるのを楽しむため

上記の「③」の気分を変え、描く作品の新しいアイデアを増やすための補足です。

例えば、Processingで風景を描くとします。

背景色が青ならどんな風景を書くでしょうか?空や海、湖のある景色を描こうというアイデアがまず浮かんでくると思います。

背景色が緑なら、山や森、草原のある景色を描こうというアイデアが浮かぶはず。

このように、Processingのbackgroundで背景色を変えることで、作品をつくるアイデアに悩みにくくなります。

【Processing】backgroundの書き方のルール4つ

backgroundで背景色を描くためのルールは、以下の4つです。

  • 白、グレー、黒のグレースケールで書くルール
  • #00459Bみたいに書く16進数で書くルール
  • 赤(R)、緑(G)、青(B)のRGBで書くルール
  • 色相(H)、彩度(S)、明度(B)のHSBで書くルール

【ルール1】グレースケールで書く方法

backgroundをグレースケールで書く方法と説明
書き方background(数値);
数値の範囲0~255
数値を入力したらどうなるか0は黒
126はグレー
255は白

グレースケールを実際に入力した例3つと画像

黒色の例

//background
//グレースケール 黒色の例

size(500, 500);
background(0);
Processing、backgroundの黒色の例。

グレーの例

//background
//グレースケール グレーの例

size(500, 500);
background(126);
Processing、backgroundのグレーの例。

白の例

//background
//グレースケール 白色の例

size(500, 500);
background(255);
Processing、backgroundの白色の例。
ワタタク

数値を60や90にしてみて、グレースケールの濃淡を感じてみてね。

【ルール2】16進数で書く方法

backgroundを16進数で書く方法と説明
書き方background(16進数カラーコード);
16進数カラーコードについて#00459Bのような表記

インターネットでカラーコードと調べると出てくるサイトにたくさん載っている
カラーコードを入力したらどうなるか#00459Bの色になる。下記の画像を参考にしてください

16進数を実際に入力した例と画像

#00459Bの例

//background
//16進数 #00459Bの例

size(500, 500);
background(#00459B);
Processing、backgroundの16進数#00459Bの例。
ワタタク

#00459Bはこのブログのメインカラーだよ。

【ルール3】RGBで書く方法

ワタタク

Rは英語のRedで赤。Gは英語のGreenで緑。Bは英語でBlueの青って意味。

backgroundをRGBで書く方法と説明
書き方background(Rの数値, Gの数値, Bの数値);
数値の範囲R、G、Bの数値はそれぞれ0~255
数値を入力したらどうなるか赤、緑、青など、数値しだいで様々な色を背景色にできる

RGBを実際に入力した例と画像【赤・緑・青・黄色・オレンジ】

赤色の例

//background
//RGB 赤色の例

size(500, 500);
background(255, 0, 0);
Processing、backgroundのRGB、赤色の例。

緑色の例

//background
//RGB 緑色の例

size(500, 500);
background(0, 255, 0);
Processing、backgroundのRGB、緑色の例。

青色の例

//background
//RGB 青色の例

size(500, 500);
background(0, 0, 255);
Processing、backgroundのRGB、青色の例。

黄色の例

//background
//RGB 青色の例

size(500, 500);
background(255, 255, 0);
Processing、backgroundのRGB、黄色の例。

オレンジ色の例

//background
//RGB オレンジ色の例

size(500, 500);
background(255, 165, 0);
Processing、backgroundのRGB、オレンジ色の例。
ワタタク

RGBの数値を変えてみると、赤と青を足すとこの色になるんだ。って感じで色にも詳しくなれます。

【ルール4】HSBで書く方法

ワタタク

Hは英語のHueで色相。Sは英語のSaturationで彩度(鮮やかさ)。Bは英語でBrightnessの明度(明るさ)って意味。

backgroundをRGBで書く方法と説明
書き方【2STEP】【STEP1】
colorMode(360, 100, 100);と書く

【STEP2】
background(Hの数値, Sの数値, Bの数値);と書く
数値の範囲Hは0~360
Sは0~100
Bは0~100
数値を入力したらどうなるかグレースケール、16進数、RGB、よりも豊かな色を表現しやすい。作品づくりにおすすめの色

HSBを実際に入力した例と画像【赤・緑・青】

赤色の例

size(500, 500);
colorMode(HSB, 360, 100, 100);
background(0, 100, 100);
Processing、backgroundのHSB、赤色の例。

緑色の例

size(500, 500);
colorMode(HSB, 360, 100, 100);
background(120, 100, 100);
Processing、backgroundのHSB、緑色の例。

青色の例

size(500, 500);
colorMode(HSB, 360, 100, 100);
background(240, 100, 100);
Processing、backgroundのHSB、青色の例。
ワタタク

次の項目でお伝えしているのですが、活躍されているVisual ArtistさんはHSBで作品をつくることをおすすめされています。なので早い段階からHSBに慣れておく方がいいですね。

Processingのbackgroundは、どの書き方で書けばいいの?

Processing初心者の段階では、16進数かRGBでbackgroundで背景色を描いた方がいいと思います。

なぜなら、インターネットや本で調べてすぐに出てきますし、コピペして作品をつくりやすいからです。

Processingの勉強が進み、colorModeでHSBで色を決めることができるようになったら、HSBで色を設定したほうがいいと思います。

と言うのは、Visual ArtistのTyler HobbsさんがRGBではなく、HSBを使用したほうがいいと「TIPS TO IMPROVE YOUR GENERATIVE ARTWORK」で書いておられるからです。(英語なのでGoogle翻訳を使えば読めます。)

紹介した記事には、色の使い方についてかなり参考になることを書いてくださっているので、読むことをおすすめします。

ワタタク

Tyler Hobbsさんがつくっているような作品をつくれるようになるために頑張る!!

Processingのbackgroundで、気をつけたいエラー

backgroundを16進数で使うとき、「#」が全角の「#」になっているとエラーになります。

#00459Bはエラーにならない。#00459Bはエラーになります。

疲れているときとかは、#の半角と全角の入力間違いをしてしまったり、気づけなかったりするので注意。

僕のProcessing環境では、backgroundの透明度が変更できない……【対処方法あり】

Processingのbackgroundには、背景色の透明度を変更できる書き方のルールがあります。

以下のalphaの部分に、0~255の数値を入力することで透明度を調整することができるようなのですが、僕のProcessing ver4.3の環境ではできませんでした。

Processingのbackgroundで透明度を書くためのルール。

  • background(rgb, alpha);
  • background(gray, alpha);
  • background(v1, v2, v3, alpha);
    • v1はRGBのRかHSBのH
    • v2はRGBのGか、HSBのS
    • v3はRGBのBか、HSBのB

透明度を変更して、ピンク 黄緑 水色 淡黄(たんこう)薄い黄色をつくろうとしたのですが、できないので別の方法でつくるしかないです。

【対処方法】rectで背景色を描いて、透明度を変更

ワタタク

別の方法とは、rectを使って大きな四角形を書いて、その四角形の透明度を上げるという方法。

【Processing】backgroundを学んでいた感じた疑問4つを解決

【疑問1】backgroundを2回書くとどうなる?

あとで書いた方が、表現されます。

size(500, 500);
// 白色
background(#FFFFFF);
// グレー
background(126);
Processingのbackgroundを2回書いたら上書きされることを証明している。
【疑問2】書き方のルールで決められた以上の数値を書くとどうなるか?

255の色で表現されていると思う。

RGBは、それぞれ0~255までの範囲の数値ですが、1000と入力した結果、255の色と変わらない赤色が表示されました。

size(500, 500);
// RGBのRの部分を1000に
background(1000, 0, 0);
RGBは、それぞれ0~255までの範囲の数値ですが、1000と入力した結果、255の色と変わらない赤色が表示。
【疑問3】RGBモードで描いた赤とHSBモードで描いた赤は同じ赤色?

RGBのbackground(255, 0, 0);とHSBのcolorMode(HSB, 360, 100, 100);background(0, 100, 100);の赤色を比べてみたところ、同じ赤色に感じました。

【疑問4】よく使うお気に入りの色を楽に書く方法はない?

Google日本語入力の単語登録機能で、楽に描けるようになります。以下の関連記事からやり方を確認できます。

ワタタク

1000とか10000とかでもエラーにはならないけど、決められた範囲の数値で書いた方が自分にも人にも読みやすい。

【Processing】backgroundを学ぶと、世界の見え方がこう変わる

backgroundのグレースケールとR G Bで考えると、以下のような世界がコードで見えるようになります。

世界の色見え方が変わる対象見えるコード
夜、黒髪、カラスなどbackground(0);
グレー雲、コンクリート、ビルなどbackground(126);
ヨーグルト、白米、雪などbackground(255);
トマト、郵便ポスト、鳥居などbackground(255, 0, 0);
葉、きゅうり、青汁などbackground(0, 255, 0);
青空、海、地球などbackground(0, 0, 255);
黄色バナナ、信号機、ピカチュウなどbackground(255, 255, 0);
オレンジ夕日、みかん、オレンジジュースなどbackground(255, 165, 0);

バナナを見たら、background(255, 255, 0);が思い浮かぶ。

16進数は、好きな色を覚えているとコードで見えてきますね。僕の場合は#00459Bの紺色で、スケジュール帳のカバーがコードで見えるようになりました。

ダブルオー(00)、四国(459)のBエリア。で好きな#00459Bを覚えています。

この記事のまとめ

Processingのbackgroundで、背景色を設定することにより、作品づくりの幅がひろがります。

背景が白のみで作品をつくるだけでなく、背景が黄色やオレンジで作品をつくると気分転換にもなって、Processingの勉強も楽しくなります。

お気に入りの背景色で、作品づくりを楽しんでくださいね。

ワタタク

それでは今日もレッツワクワクコーディング。

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