「美の共感思考 著者:福井 安紀(ふくい さだのり)さん」の本を読んで「学んだこと・変化・内容をどのように活かしているのか」を伝える記事です。
なぜ美の共感思考を購入したか
【美の共感思考を読んだ時点での執筆者の状況】
- 在宅介護中(約6年目)。家庭が落ち着いてからのことを考えながら、プログラミングで芸術的な表現をするクリエイティブコーディング、英語などを独学中
【なぜ「美の共感思考」を購入したか】
- プログラミングで絵を描くクリエイティブコーディングで、どう活動していくのかイメージしやすくするため
- 家庭環境が悪く、怒りと憎しみで生きる時期があった。心を明るい気持ちに保つためのヒントを得るため
- 過去に音楽活動に専念していたとき、お客さんに非常に困らされる経験をした。ギャラリーストーカー対策を読み、参考にしたかったため
- いつかクリエイティブコーディングなどに関する本を出したいと思っていて、どのようなことを書くか参考にしたかったため
美の共感思考を読むことで、私は以下のような変化がありました。
- 僕が過去に受けてきた嫌がらせにどう対応すればよかったのか自分なりに考えられるようになり、今後の嫌がらせ対策もイメージトレーニングしていくきっかけをもらえました
- 表現の技術だけでなく、自分の美を見つけて発信することの大切さを知りました
- 伝わりやすいXへの投稿内容について分かり、発信がよりいっそう楽しくなっていきそうと思えました
僕の芸術的な活動をする際の心配事の一つは、悪意のある言葉や嫌がらせです。
音楽活動中に経験したのですが、嫌な出来事の対処法を考えずに行動し続けて、人間関係にも悩み、精神的な疲労が積み重なって活動をやめてしまうほどに心が折れるようなこともありました。
「美の共感思考」は148ページから171ページに「イヤなお客」への対策ーギャラリーストーカーも含むという項目があり、思いつきもしなかった接客方法や考え方を学ぶことができます。
ギャラリーなどで展示する際や接客の際に(イヤなお客さんって来るんかな?在廊して接客するのが怖いなぁ。)と思う不安が軽減されます。
僕はギャラリーでの展示経験がなく、接客方法はすぐに真似ができるわけではないので、イメージトレーニングなどが必要ですが、知っていることで(こういう風に対応したらいいんだ)と気持ちも少し強くなりました。
148ページから171ページは全画家・全てのアーティストだけでなく、接客業をする方々の参考になり、実践できることがあると思いました。
では、僕が学んだことをお伝えしていきます。
美の共感思考を読んだ後の考え方の変化3つ
- アートは質の高さだけじゃないということ
- 活動を反対されたり、作品を否定されたりしても気持ちを切り替えやすくなった
- 不満や不安を抱えているのか、背負っているのかの違いに気づかせてもらえた
【1】アートは質の高さだけじゃないということ
15Pの「伝わり方」で成否が決まるからの学びです。
絵の技術がすごくて質が高くないといけない。という僕の思い込みを変えることができました。
僕はデザイン系の学校で学んだことがなく、35歳からプログラミングで芸術的な表現をすることを独学し始めました。(この記事を書いている時点で36歳。基礎のクリエイティブコーディングの本を1冊やり終えて、作品を作る前に考え方や活動方法を学んでいる期間。)
絵の業界のことを何も知らないので「絵がうまくないといけない。」と思っていたのですが、僕なりに工夫してテーマや人生経験を作品を通して伝え、お客さんに楽しんでいただこうと思えました。
かつて専念していた音楽活動も、上手さというより、深さを意識。
どのように歌うことでお客さんに感動してもらえるのかを研究して実践していたので、今度はクリエイティブコーディングでそれを応用する。
【2】活動を反対されたり、作品を否定されたりしても気持ちを切り替えやすくなった
作品が受け入れられないとき、人から活動や作品について何か気分が悪くなることを言われたときに、26Pからの逆風が吹くことは、当然なことを参考にすると、気持ちの切り替えをしやすくなります。
作品や活動だけでなく、生き方についても落ち込むような言葉を言われたときにも心が軽くなる項目でもあります。
在宅介護しながら、ブログ運営をしている。と友人に言うと機嫌が悪くなり、関係を切られたことがあります。
今後、SNSなどで発信を続け、生き方についても落ち込むようなことがあれば、28ページからの項目を読み返します。
本の内容をシステム手帳のメンタルの項目にもメモしておく。
【3】不満や不安を抱えているのか、背負っているのかの違いに気づかせてもらえた
120ページの 1 創作者の心のことからの気づきと変化。
自身の過去の経験から思うに、不満と不安を抱えていると、眉間にしわが寄っていて、物事に集中できてなかったですね。思考が不満と不安で満たされて、思考できていないので改善も質が低く、前に進んでいる感じがしない。そして上達していない自分への不満や、将来への不安がさらに蓄積し、精神的に限界がくる。
僕は精神的に限界が来て、台湾へワーキングホリデーに行ったことがあります。
そこで出会った外国の仲間や、台湾人の優しさに癒やされ、笑うことができるようになりました。
現在は、不満や不安があるけれど、抱えているのではなく、リュックサックの中に背負っていると思えます。
僕はシステム手帳を使うことで、リュックサックの中にある不満や不安を把握しやすくなり、悩みすぎるということが少なくなっていると気づきました。(システム手帳の使い方は美の共感思考には書いていません。僕なりの悩みへ対処する工夫です。不満と不安を抱えるのと、背負うの違いについて気づき自身の成長を感じたのが嬉しかったので書きました。)
あ。抱え込んでるな。と気づいたら休息をとるようにします。
美の共感思考を読んだ後の行動の変化
- 僕の家庭環境の悪さや毒家族を乗り越えるための作品テーマの計画を始めた
- SNSに多面的な投稿していく
- 嫌がらせ対策をする【自身も嫌なお客にならないように気をつける】
【1】僕の家庭環境の悪さや毒家族を乗り越えるための作品テーマの計画を始めた
「個人的な価値観をさらけ出すからこそ、信用され共感されるようになる」。
美の共感思考 5ページ目から引用
心技体という言葉があるように。
心が安定していないと、考えることが難しく、技術も身につかず、健康も損なっていきます。(経験済み)
そう思えているのは、私自身が怒りと憎しみに生きていた時期があり、勉強中もいろいろなことを思い出し、考えるということが難しく、上達を感じなかったからです。
約20年かけ、自分なりの心を落ち着かせる方法が分かってきましたので、そのノウハウを作品を通して、お伝えし、自分も人も楽になってもらえたらなと思いました。
シェアすることで、僕自身もより、精神的に楽になれるでしょうし、見てくださった方のお役に立てる可能性もあるのではないかと考えています。
プログラミングで絵を描くことと連動させて、辛いことを思い出して心を黒く染める日々ではなく、白も青も緑も黄色も、様々な色を感じる日々を継続させていきたい。
僕の発信に共感していただけることによって、クリエイティブコーディングの仲間ができたりして、以下のオードリー・タンさんの言葉のような喜びを感じたい。
自身が喜びを感じるのは、成功して他人に評価されたときではない。さまざまなコミュニティに参加して、仲間と共に一つのテーマを研究し、成果に貢献できた分だけ、自身には価値があると感じられる。そのことを、独学を通して少しずつ悟っていった。
世界の若者を苦しめる「完璧主義後遺症」…オードリー・タンは「ジグソーパズル」にたどり着いた Yahooニュースより引用
切磋琢磨しあえる人生は、幸せだと思います。
【2】SNSに多面的な投稿していく
61ページを参考に、いろいろな投稿をしていこうと思いました。
Xには自分の状況や、学びをアウトプットした記事を投稿してきました。
それだけだと僕のことが分かりにくいなと気づかせてもらい、SNSへの投稿の仕方も変えるきっかけをいただきました。
僕はプログラミングで作った作品、手帳術、名言、詩などを工夫してつぶやきます。
【3】嫌がらせ対策をする【自身も嫌なお客にならないように気をつける】
148ページ~の項目を参考に、過去の音楽活動中に受けた嫌がらせや、嫌な言葉を言われたとき(簡単に弾けるし、フォークソングは音楽じゃない。など……。)にどう対応すればよかったのかを考え直すきっかけに。
また、自身も嫌なお客さんにならないように気をつけること。
具体的な嫌がらせ対策を学ばさせていただける本はあまりないので、非常に参考になります。
148ページから171ページの「イヤなお客」への対策は、義務教育の道徳で学ぶことができたら、多くの人の心が楽になったり、マナーがよくなったりすると思いました。
接客は本当に難しいのですが、気持ちを強くもっていけるようにする。
まとめ 自身の美の探求と作品制作を始める
この記事を書いている時点で、プログラミングで芸術表現することを専業としていく道に入って9ヶ月目です。
Processingというプログラミング言語の基礎を終え、福井安紀さんの「職業は専業画家」と「美の共感思考」の2冊から作品制作や活動の知識をつけさせていただいたところ。
次はこの2冊の内容を参考に、自身と向き合い、したい表現をし、自身の美を見つけ、共感してもらえるように作品制作の道に入る。
道に迷ったときは「美の共感思考」の該当箇所を読み返します。
「美の共感思考」は、これから作品をつくり始める僕にとって、学ばせていただくことが多い一冊でした。