「職業は専業画家 著者:福井 安紀(ふくい さだのり)さん」の本を読んで「学んだこと・変化・内容をどのように活かしているのか」を伝える記事です。
【2024年12月25日の時点での執筆者の状況】
- 在宅介護中(約6年目)。家庭が落ち着いてからのことを考えながら、プログラミングで芸術的な表現をするクリエイティブコーディング、英語などを独学中
【なぜ「職業は専業画家」を購入したか】
- クリエイティブコーディングで、どう活動していくのかイメージしやすくするため
- ギャラリーなどで展示する際の知識をいただき、デジタルで描いた作品を「どのように展示するか?」を考えやすくするため
- 専業で活動されている画家・絵師さんの、具体的な考え方を知りたかったため
- いつかクリエイティブコーディングなどに関する本を出したいと思っていて、どのようなことを書くか参考にしたかったため
職業は専業画家を読むことで、私は以下のような大きな変化がありました。
- プログラミングで芸術表現をし、弾き語り・詩などいろいろなことができるハイブリッドプログラマーを専業としていこうと決意できた
- 在宅介護をしている自身を責めるのではなく、今の環境を活かして技術と作品力をつけていこうと決断できた
- 注文を受けることを意識した作品制作をするようになった
この記事を書いている時点で、僕はプログラミングで絵を描くことを始めて約9ヶ月目です。
絵の業界のことは何も分からないのですが「職業は専業画家」を読むことで、活動の設計方法、お金のこと、作品制作のこと、ギャラリーのことなどが分かり、とても参考になりました。
特に作品制作についての知識は読んでいないと気づかなかったり、思いつかなかったりすることがあったので嬉しかったです。
僕にとって「職業は専業画家」は、アーティスト活動に迷った時、伸び悩んだときに「福井 安紀」さんならどう考えるだろう?とヒントを得たい時に読むと答えを見つけやすくなる一冊。
これから画家やアーティストとして活動していきたい方は必読の本だと思います。
では、読んでからどのような変化があったのかをお伝えします。
職業は専業画家を読んだ後の考え方の変化4つ
- 作品づくりのテーマに美が加わった
- 絵の世界の思い込みに疑問を持つ大切さ
- 夢の拡張とイメージの具体性が増した
- 活動しすぎという考え方
【1】作品づくりのテーマに美が加わった
過去の人が専念して高水準の美をつくりあげたように、私たちも専念して、人生を捧げて美をつくりあげていくのが理想なのです。
職業は専業画家 21ページより引用
美をつくるということ。
クリエイティブコーディングは人の手で描くと時間がかかる複雑な絵を簡単に描くことができる。
本を読んでからは美を深く意識できていなかったり、より数学的で、ランダムに動いたりする表現をすることに囚われていると気づきました。
今は作品づくりのテーマに美が加わっています。
作品づくりを本格的に始める前に「この作品における美とはなんだろう?」「何を美しいと感じたのか?」という視点で作品と接することができるようになったのは大きい。
芸術鑑賞の際も「この作品のどこに美を感じるだろう?」と考えることができ、じっくり見ることができるようになりました。
【2】絵の世界の思い込みに疑問を持つ大切さ
24ページに謎の魔術ー諦めムードが広がる一つの要因という項目からの学び。
この項目では絵がうまくなるためには、こうあったほうがいい。のような思い込みを5つ紹介していただけています。
まず、僕は語学系の大学を卒業して独学で絵の世界を知らないので「そういう既成概念があるんだな」と学べたこと。
同時に、僕自身がクリエイティブコーディングで表現をするときに「こうしなければならない。こうした方がいい。」と思ったなら、「なぜ?それは本当?」と自身に問いかけるように意識できるようになりました。
システム手帳の習慣化させるページ(ハビット・トラッカー)に「なぜ?なんで?」と考えたかどうかを追記。
【3】夢の拡張とイメージの具体性が増した
僕は「旅して・撮って・書いて・作って・歌って生活をする。」という夢の1つがあります。
25ページの1 出会いを糧に進化するという項目を読み「いろんな街でクリエイティブコーディングで作った作品を展示しながら演奏して、お客様から現地のその土地のことや文化のことをお聞きするのはすごい楽しそうだな。」と思い、イメージが浮かびました。
音楽に専念していたときに、北九州で温泉に連れて行ってもらったり、地元の人が好きな美味しいお蕎麦屋さんに連れて行ってもらったことを思い出しました。
今度はクリエイティブコーディングで作成した作品を背景にして弾き語りをし、現地の人とコミュニケーションをとれたら楽しいなという新たな夢に進化しました。
【4】活動しすぎという考え方
96ページの6 作品・作家の質と活動の量を読んで、僕は過去に僕なりの音楽活動のしすぎで疲れ果て、失敗したんだなと気づきました。
当時は飲食店やカフェ、居酒屋、船の中などで1人で弾き語り活動をしており、アンプ、ギター、自ら作成したCDと世界を回っていたときに撮った写真をポストカードにして販売していました。
年に100回を超えるライブをしていて、曲のレパートリーを増やすことが出来てませんでした。
新しい場所、新しいお客さんに同じ曲でもお客様に喜んでいただけることに甘えていたんですね。
当時必要だったのは、勢いでがむしゃらに突進し続ける力ではなく、考える力です。
30歳でいろいろと考えて上で物事に取り組むことの大切さに気づき、そこから自分なりに「数多くの分からない」を頭爆発しそうになりながら乗り越え、今は過去と比べると考える力が少しだけついたと思います。
ブログで伝える順番を考えながら、学びをアウトプットするのが僕には合いました。
インプット・アウトプット・インターネットやギャラリーなどで、人に直接絵を見てもらう活動の3つのバランスを考えて行動することが大切ですね。
職業は専業画家を読んだ後の行動の変化2つ
- 心の豊かさを保つために、気持ちが明るくなる高価な手帳を購入した
- 注文を受けて描くことを考えて作品を制作する
【1】心の豊かさを保つために、気持ちが明るくなる高価な手帳を購入した
43ページの「金銭的に貧しい生活をいかに成立させるか」を参考にし、高価なシステム手帳を購入しました。
ちょうど家庭がバタついており、心配などの気持ちが強い時期にこの項目を読み、日々気持ちが明るくなるものを持ちたいと思ったんです。
お金は小学校のときにやっていたポケモンカードを売って用意してシステム手帳を購入。
気持ちも明るくなりましたし、手帳の使い方も「決定版 手帳で夢をかなえる全技術の内容を試して感じた効果9つ【人生を変える1冊】」と「【読後の変化レビュー】一冊の手帳で夢は必ずかなう【努力の空回りを感じなくなった】」で書いたことを実践し上達。
手帳を見る度に、ニヤニヤ笑顔になれますし、目標や夢を実現するための行動ができているかもPDCAも回しやすくなって日々充実するようになりました。
【2】注文を受けて描くことを考えて作品を制作する
職業は専業画家を読まないと「注文を受けて描く」ことの大切さには気づけなかったと思います。
気づけたとしても、だいぶん先に壁にぶつかってから「どうしたらいいのか?」とかなり悩んでからだと思います。
注文を受けることを意識して作品制作するのと、しないのとでは凄く違いが出てくる。
注文を受けることだけでなく、僕がしたいと思った表現もします。
作品制作に「注文制作カテゴリ」が追加されました。
仮想注文を受けたことにして、制作してみます。
まとめ 今の生活環境を活かして専業として生きていけるようにしていく
「職業は専業画家」は、誰かが言ったことを言い換えた内容ではなく、ご本人さまの実体験からのノウハウを書いてくださっており、多くを学ばさせていただきました。
僕も「クリエイティブコーディング1万時間の歩き方」をコンセプトに、どのように上達していったのかをブログに書き続け、インターネット上や実際に個展をし、やがて実体験を元にした説得力のあるノウハウ本を出したいです。
作品制作に取り組み始める前に「職業は専業画家」を絶対に読んだほうがいいと直感し、本当に読んで良かったです。活動のイメージもしやすくなりますので、読む前の自分と読んでからの自分は精神面の安定度も向上。
僕は在宅介護中です。時間持ちですが、いろいろと言われたり、いろいろな物事が起きたりで、精神的に辛くなることもあります。そのような経験を自身の作品に活かし、同じ立場にある人のためになるような作品もつくっていけたらなと思っております。