ワタタク
今回の記事の目的はProcessingの「TWO_PI」を理解し、自分なりに使ってみること。
目次
【Processing】TWO_PIについて
TWO_PIについて
TWO_PI
とは、英語で「円周率の2倍」という意味- TWO_PIは、約6.28の値を持っています
- ラジアン(角度)では、TWO_PIは、360度
- 円や円弧、円周を描くのに役に立つ
- 主にarc()関数やsin()関数と組み合わせて使う
【Processing】TWO_PIを使った場合の位置を画像で確認【重要】
この位置を知っておくことが、TWO_PI
を使った表現をするときにとても大事になってきます。
0の位置は右の位置と決まっています。
0を基準にTWO_PI(0と約6.28)と書いてある位置の確認をしてください。
ちなみに0.79がQUARTER_PIで、3.14がPIです。
4.71はPI + HALF_PI。
【Processing】TWO_PIの基本的な書き方
HALF_PIの書き方
- arc()関数を使った場合の書き方
arc(x1, y1, x2, y2, 0, TWO_PI);
- x1は円弧の横の中心の位置
- y1は円弧の縦の中心の位置
- x2は円弧の幅
- y1は円弧の高さ
- 0は円弧の開始位置
【Processing】TWO_PIの使い方2つ【画像とコード】
コードを見る前に、もう1度この図で(0、6.28)などの数値の位置を確認しておいてくださいね。
【1】TWO_PIを使って0の位置から、6.28までの位置の円を描く
size(500, 500); // ウィンドウサイズを500x500に設定
background(255); // 背景色を白に設定
noStroke(); // 輪郭線を描かないように設定
fill(255, 165, 0); // 塗りつぶしの色をオレンジに設定
arc(250, 250, 300, 300, 0, TWO_PI); // 中心が(250, 250)、幅と高さが300の0からTWO_PIまでの円を描く
【2】6.28の位置から、9.56までの位置の円弧を描く
size(500, 500); // ウィンドウサイズを500x500に設定
background(255); // 背景色を白に設定
noStroke(); // 輪郭線を描かないように設定
fill(255, 165, 0); // 塗りつぶしの色をオレンジに設定
arc(250, 250, 300, 300, 6.28, 9.56); // 中心が(250, 250)、幅と高さが300で6.28の位置から、9.56までの円弧を描く
【Processing】TWO_PIはどんな表現で使えそうか
円を使った表現、arc()関数やsin()関数、cos()関数を使った表現をするときに使おうと思います。
TWO_PIとcos()関数を使った表現。
void setup() {
size(800, 800);
background(255);
noFill();
stroke(0, 50); // 黒色で少し透明な線を使う
}
void draw() {
translate(width/2, height/2); // キャンバスの中心に移動
float radius = 300; // 円の半径
for (float angle = 0; angle < TWO_PI; angle += 0.01) {
float x = radius * cos(angle);
float y = radius * sin(angle);
ellipse(x, y, 50, 50); // 小さな円を描く
}
noLoop(); // 一回だけ描画して終了
}
【Processing】TWO_PIを使ってみた感想
PIの記事で円周率について知っていたので理解が早かったです。
それでは今日もレッツワクワクコーディング。