ワタタク
今回の記事の目的はProcessingの「abs()
関数」を理解し、自分なりに使ってみること。
目次
【Processing】abs()関数について
abs()関数について
- absはabsolute「絶対の」の略です。
abs()
関数は「absolute value(絶対値)」
abs()
関数は、与えられた数値の絶対値を返します。絶対値とは、数値がどれだけ大きくても正の値に変換することabs(-5)
は5
を表示する
- 距離や位置の計算で使われます。たとえば、物体の位置がマイナスになっていても、その物体の距離を正確に計算するのに役立つ
- 【注意点】計算する数値がどのような値であっても、結果は常に正の数になることに注意する
abs(-10)
は10
となります。
【Processing】abs()関数の書き方【構文】
abs()関数の書き方【構文】
abs(n)
n
はnumberの英語の略n
にはabs(-10)
のように数値を入力する
【Processing】abs()関数の使い方2つ【画像とコード】
【1】負の数値から、符号を取り除いた正の数を表示する例
int distance = -10;
int absoluteDistance = abs(distance);
println("物体の位置の絶対値は " + absoluteDistance);
【2】マウスの位置を取得して、その位置がどれだけ離れているかを計算する
void setup() {
size(400, 400); // ウィンドウのサイズを設定
PFont font = createFont("Meiryo", 20); textFont(font);
}
void draw() {
background(255); // 背景を白に設定
int centerX = width / 2; // ウィンドウの中心のX座標
int centerY = height / 2; // ウィンドウの中心のY座標
// マウスの位置と中心の距離を計算
int distanceX = abs(mouseX - centerX); // X軸の距離の絶対値
int distanceY = abs(mouseY - centerY); // Y軸の距離の絶対値
// 結果を表示
fill(0); // 文字の色を黒に設定
text("X軸の距離: " + distanceX, 10, 20); // X軸の距離を表示
text("Y軸の距離: " + distanceY, 10, 40); // Y軸の距離を表示
// 中心とマウス位置を線で表示
stroke(0); // 線の色を黒に設定
line(centerX, centerY, mouseX, mouseY); // 中心からマウス位置までの線を描画
}
【Processing】abs()関数を使ってみた感想
図形を使った表現を作成しているときに、特定の位置を使うときに便利そうだと思いました。
それでは今日もレッツワクワクコーディング。