夏目漱石が書いた手紙の内容を読み、Processingの学習でどうしたら馬ではなく、牛になれるのかを考える。
まずは馬ではなく牛になるということがどういうことなのかを、引用することで記事を始める。
【夏目漱石の手紙の内容を引用】馬ではなく、牛になることとはどういうことなのか
勉強をしますか。
何か書きますか。
君方は新時代の作家になる積でせう。
僕も其積であなた方の将来を見てゐます。
どうぞ偉くなって下さい。
然し無暗にあせっては不可ません。
たゞ牛のやうに図々しく進んで行くのが大事です。
中略
牛になることはどうしても必要です。
吾々はとかく馬になりたがるが、牛には中々なりきれないです。独学大全50~51ページより引用
馬ではなく牛になるとは、早く早く先に進もうと思って勉強するのではなく、焦らずに勉強するということ。
【Processing】学んだことを自分なりにブログに書けば、馬ではなく、牛になれる
- 重要事項を自分なりに考える
- 記事の内容が伝わりやすい構成を考える
- 自身が理解しているか確認できる
- 人に読んでもらえる可能性があり、真剣に書くので、ただブログに書き写すだけにならない
- コードを自分なりに変え、実行結果の画像を載せる
- 他の記事の内容と関連していることが書けないか考える
- 投稿前に確認のために読み直す
上記6つにより、考える時間が増え、焦らずにゆっくり進めることができるため、馬ではなく、牛になれる。
※僕はブログのURLを自分でとり、毎年お金を払って運営しています。そのおかげでより真剣にProcessingの勉強に取り組むことができています。
考える時間が多いので、発見もたくさんあり、上達していることを感じることができる。
【Processing】馬のような勉強をしたら挫折した経験がある
僕はProcessingと出会ったとき、参考書のコードを書き換えたりをほとんどしませんでした。
早く。とにかく早くすっごい作品をつくれるようになりたい。
結果、読んでどんどん進めて1ヶ月位で参考書をやり終えたのですが……。
分かったつもりの内容が多く、何を作っていけばいいのかも分からず挫折。
馬であることは思考せずにがむしゃらにやった結果、体力も尽きてやめちゃうんだなと分かりました。
だから、夏目漱石は駆け抜ける馬ではなく、ゆっくり学びながら、進み続ける牛であれ。と言ってるんですね。
実体験から分かった馬のように勉強すること、牛のように勉強することの違い
Processingを馬のように勉強すること過程
早く先に進めよう→あれ?ここどういうこと?まぁいっか先に進めよう→分からないことが多くなってきたな。でも先に進めよう→よ~しやりきった→満足→自分でつくろうとする→アイデア浮かばない→何をつくっていいか分からない→疲れた→挫折
Processingを牛のように勉強することの過程
ゆっくりでも理解しながら進めよう→ここがこうなってるからこういうことなんだ!→分からないことがあるけど、何をしている動作かは分かる。先に進めよう→あ、この前分からなかったのはこういうことだったんだ!→分かることが増えてきて楽しい→この表現ではこんなこともできるんじゃないか?やってみたらできて嬉しい→もっと勉強してもっといろいろ表現できるようになりたい→楽しいけど、寝不足は集中力と思考力を奪うから注意。体調管理しないと→よし今日も昨日よりできることを増やすぞ!→継続
まだまだ独学のやり方が下手くそですが、現在は牛のように勉強できていると思っています。
時間をかけてやったほうが、前に進んでる。何よりも続く。
ゆっくりの方が前へ進める。ゆっくりの方が早く成長しているように感じる。
プログラミングでブログを書くのが大事と言われているのは、馬ではなく、牛になれるから
プログラミングで学んだ内容をブログに書くことで、自身が理解できているかどうかが分かる。
クリエイティブコーディングでも同じ。
コードを書き換えて、自分のイメージ通りに変更できなければ、理解できていないと僕は思っています。
このコードは、どのような動作の役割をしているのか。
この数値を変えたら、なぜその動作になるのか。
ブログを書けば、そういったことが理解できているかどうか確認できる。
調べて考えて理解する。
時間をかけて、1つずつ。1歩ずつ。
馬ではなく、牛のように。ゆっくりと学ぶことがクリエイティブコーディングの上達につながる。